易経 53.風山漸(ふうざんぜん)【易経六十四卦】 風山漸(すすむ/徐行) go slow:徐行/gradual progress:徐々の進行 願望は遅くともなるべし。 退くことはなく、勤め励むべし。 物不可以終止。故受之以漸。漸者進也。 物は以て終に止まるべからず。故にこれを... 2023.03.25 易経
易経 52.艮為山(ごんいさん)【易経六十四卦】 艮為山(止まる/泰然) stop:停止/stillness:静止 他に心を移すべからず。 一意専心、内を守るべし。 物不可以終動。止之。故受之以艮。艮者止也。 物は以て終に動くべからず、これに止まる。故にこれを受くるに艮を以て... 2023.03.24 易経
易経 51.震為雷(しんらいい)【易経六十四卦】 震為雷(地震・雷・戒懼の時/霹靂) movement:移動/thunder:雷 発奮して志を遂げるべき時なり。 始めありて終わりなき怕れあり。 主器者莫若長子。故受之以震。震者動也。 器を主どる者は長子に若くは莫し。故にこれを... 2023.03.23 易経
易経 50.火風鼎(かふうてい)【易経六十四卦】 火風鼎(かなえ・賢者を養う/安定) 革物者莫若鼎。故受之以鼎。 物を革むる者は鼎に若くは莫し。故にこれを受くるに鼎を以てす。 物の状態を変えるには、鼎に及ぶ者はない。 鼎とは、かなえのこと。天子が、天地の神や宗廟のお祭りを行なう時に... 2023.03.22 易経
易経 49.澤火革(たくかかく)【易経六十四卦】 澤火革(変革・革命/革新) revolution:革命 旧弊を打破すべき時期なり 改革を断行するまえにはよく省察すべし 井道不可不革。故受之以革。 井の道は革めざるべからず。故にこれを受くるに革を以てす。 井戸を治めるには、... 2023.03.21 易経
易経 48.水風井(すいふうせい)【易経六十四卦】 水風井(井戸・賢人を養う/深井戸) endeavor:努力/a well:井戸 窮地にあるものには、力を貸すべし。 静を守りて、動くべからず。 困乎上者必反下。故受之以井。 上うえに困しむ者は必ず下に反る。故にこれを受くるに井... 2023.03.20 易経
易経 47.澤水困(たくすいこん)【易経六十四卦】 澤水困(くるしむ/困窮) shortage:欠乏/exhaustion:消耗 意の如くならざる時なり。 黙して時期を待つべし。 升而不已必困。故受之以困。 升って已まざれば、必ず困しむ。故にこれを受くるに困を以てす。 のぼる... 2023.03.19 易経
易経 46.地風升(ちふうしょう)【易経六十四卦】 地風升(上昇/進展) promotion:昇進/ascending:昇順 大人に随って、進むべし。 急ぐことなかれ。願望は充たさるべし。 聚而上者謂之升。故受之以升。 聚あつまって上る者これを升という。故にこれを受くるに升を以... 2023.03.18 易経
易経 45.澤地萃(たくちすい)【易経六十四卦】 澤地萃(集まる/パワースポット) thanks:感謝/gathering together:共に集まる もの集まりて繁栄に至らん。 過大評価は禁物なり。 物相遇而後聚。故受之以萃。萃者聚也。 物相い遇って後聚あつまる。故にこれ... 2023.03.17 易経
易経 44.天風姤(てんぷうこう)【易経六十四卦】 天風姤(遭う/マウント女) encounter:出会い/encountering:遭遇 相手は剛頑に過ぎるものなり。 柔順を持って接すれば、事はなるべし。 決必有所遇。故受之以姤。姤者遇也。 決すれば必ず遇う所あり。故にこれを... 2023.03.16 易経
易経 43.澤天夬(たくてんかい)【易経六十四卦】 澤天夬(おしきる・決断/処断) decision:決断/break through:突破する,切り抜ける まさに、決断の時なり。 強引に進めば、不慮の災いあるべし。 益而不已必決。故受之以夬。夬者決也。 益して已やまざれば、必... 2023.03.15 易経
易経 42.風雷益(ふうらいえき)【易経六十四卦】 風雷益(ふやす/公益) profit:利益/increase:増加,増大,増進 天機まさに来る。乗ずべし。 私利私欲に走るべからず。 損而不已必益。故受之以益。 損らして已やまざれば、必ず益す。故にこれを受くるに益を以てす。 ... 2023.03.14 易経
易経 41.山澤損(さんたくそん)【易経六十四卦】 山澤損(へらす/喜捨) loss:損失/decrease:減少 衰微の時なり。回復の策を構ずべし。 欲に溺れるは大損とならん。 緩必有所失。故受之以損。 緩めれば必ず失うところあり。故にこれを受くるに損を以てす。 困難が解け... 2023.03.13 易経
易経 40.雷水解(らいすいかい)【易経六十四卦】 雷水解(困難が解ける/雪解け) 物不可以終難。故受之以解。解者緩也。 物は以て終に難かたかるべからず。故にこれを受くるに解を以てす。解とは緩かんなり。 物事は、いつまでも苦しみ悩んでいることはできない。必ずそれを解決する方法があるもの... 2023.03.12 易経
易経 39.水山蹇(すいざんけん)【易経六十四卦】 水山蹇(足なえ、進みにくい時/底なし沼にはまる) 乖必有難。故受之以蹇。蹇者難也。 乖けば必ず難あり。故にこれを受くるに蹇を以てす。蹇とは難なり。 互いに背きあっていれば、必ず困難なことに出遇って、苦しみ難むことになる。 蹇とは、歩... 2023.03.11 易経
易経 38.火澤睽(かたくけい)【易経六十四卦】 火澤睽(そむきあう時/不調和) opposition:対立/disagreement:不一致 反目して変事を招く時なり。 明智と温顔を以って接すべし。 家道窮必乖。故受之以睽。睽者乖也。 家の道は窮まれば必ず乖く。故にこれを受... 2023.03.10 易経
易経 37.風火家人(ふうかかじん)【易経六十四卦】 風火家人(家庭の道徳/一家) 傷於外者必反其家。故受之以家人。 外に傷やぶるる者は必ずその家に反る。故にこれを受くるに家人を以てす。 外において傷つき敗れた者は、必ずその本拠である自分の家に帰って来るものである。 家人とは、文字どお... 2023.03.09 易経
易経 36.地火明夷(ちかめいい)【易経六十四卦】 地火明夷(傷ついた太陽・韜晦すべき時/闇夜) 進必有所傷。故受之以明夷。夷者傷也。 進めば必ず傷やぶるるところあり。故にこれを受くるに明夷を以てす。夷とは傷るるなり。 勢いにまかせて進んでゆけば、必ず傷つくことがある。 『明』は明る... 2023.03.08 易経
易経 35.火地晋(かちしん)【易経六十四卦】 火地晉(進む/旭日昇天) 物不可以終壯。故受之以晉。晉者進也。 物は以て終に壮んなるべからず。故にこれを受くるに晋を以てす。晋とは進なり。 物事は、旺んな状態のままで、いつまでも動かないでいることはできない。必ず上に昇り進もうとする。... 2023.03.07 易経
易経 34.雷天大壮(らいてんたいそう)【易経六十四卦】 雷天大壯(大きなものの隆盛/はやる馬) 物不可以終遯。故受之以大壯。 物は以て終に遯のがるべからず。故にこれを受くるに大壮を以てす。 物事は、いつまでも退いたまま終わることはできない。退いて養っているうちに、だんだんと力もついて、旺さ... 2023.03.06 易経