自分を客観視する【実占鑑定文実例】

実戦鑑定実例集
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2007年:某コミュニティ無料鑑定現場での実際の鑑定文(多少のリライトあり)
命式を通じで飛び込んでくる『解』のイメージを言語化した具体例です。八字はあえて非公開にしています。PCソフトから出力したような紋切り型の文章ではない、人工知能AIには決して真似のできない血の通った鑑定文例として公開いたします。

自己分析をされておられるということは、とてもすばらしいことです。

自己中で打算的で他に氣を使わない(から)空気読めない……
それを自覚していれば、それが自分の不幸の原因だとわかれば、変えることができるからです。つまり、運を変えることができるということです。

実は、ほとんどの人が自己中であり打算的です。
なぜなれば、『自我』『私』というものがあるかぎり、どうしても自分中心に世界を見てしまうからです。

それがわかれば、自分を縮小していくことができます。
それに気づかない人はだんだん自我肥大になっていきます。
極端にいいましたら、自我肥大の極みは事件を起こしたカルト教団の教祖のようになります。末路は悲惨です。

自己中レベルが強い人で、こういうカルト教祖のようになる人はいないでしょうけれど、近頃話題の企業不祥事の社長とか金集めの詐欺師たちのような連中はうようよいます。
予備軍の連中はそれこそ掃いて捨てるほどいます。そういう人たちは自分が自己中などとはつゆほども疑っていないものです。

自分は自己中だなぁ~と客観視できるうちは、軌道修正も容易です。
「私には深い愛情があり、世のため人のためにやっている!」
なんてなことを問わず語りに喧伝するひとは、アヤシイと思って間違いありません。

『人の輪からはみ出されるようなタイプ』

と自己分析していますが、それは、あなたが既成サイズでないからであって、はみ出るのが良くないという思考をやめれば解決できるのではないでしょうか。はみ出て当然だと思うのです。

『はみ出される』という受動態的表現を使ったところにあなたの心持ちが見て取れますね。
「私は人の輪からはみ出ています」と、自分を客観視して自覚するだけでいいのです。

近年流行りの奇をてらったような個性は、自我肥大のなにものでもないので論外ですが、そもそも個性は人がつくった規格にはあいません。

また、『態度でかくて生意気っぽい』という感じに見られているようですが、それは、見る側の印象ですから、仕方ないのではないでしょうか。
人の輪というのは、私のイメージではマスゲームのようなものですから、たしかにそこで個性を出したら輪が崩れると思います。

実社会では、本音と建前を使い分けるのがオトナであり、世渡りが上手、この会社で生き残るためにはどんな辛いことがあっても上司や社長から気に入られなければならない、と耐え忍んでいる人たちも多いと思います。

組織という人の輪の中では特別行動は許されません。それぞれが勝手に行動したら組織(人の輪)は崩れてしまうからです。

ところで『人の和』というのであれば、『人の輪』とはまったく違うことになります。

統制がとれている組織(人の輪)が必ずしも『人の和』がベースになっているわけではないからです。残念ながら『人の和』は家庭内でも完璧ではないように思います。

『人の輪からはみ出されるような私はそんな人間じゃない』というのは自己イメージです。自己申告ともいえます。

四柱推命は心理テストのように自己申告で自分の心理を分析するものではないので、あなたの知らない(自分の知らない)本質がズバリでます。なので、自分の命式解読をすると、自分で思い込んでいた個性や資質と違うものが見える場合があります。

それが腑に落ちるようであれば、それだけで本来持って生まれた運命の方向と同じ方向に歩きだすことができます。
しかし、自分のアタマ(記憶、刷り込みなど)や欲得だけで考えだした人生の【目標】は、一時的にうまくいったとしても、いつしか不如意になるものです。

それは、人生の【目標】を設定しているからであって、本質である自分の人生の【目的】がわからない人に多いです。
生まれてきた【目的】がわからないままに自分なりの【目標】を決めてがむしゃらに歩むわけですから、無理があります。

あなたが、ご自分の人生の目的をバシッっと見つけられたら、『人の輪からはみ出される』なんていうことやもんもんとしたことを考えることもなくなるでしょう。
人生の目的は、他人から教えてもらうものではなく自分で見つける(悟る)ものですから、自分自身による命式の解読はとても安全でかつ的確だと私は思っています。

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