【干支の基礎知識_11】子(ね/シ)

干支の基礎知識
篆文
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五行配当:水(陽)
時刻:零時及びその前後二時間
方位:正北・黄経270度の冬至点を中心とした30度間
季節:十二月の大雪から小寒までの間
易象:24地雷復

象形。子の原字に二つあり、一つは小さい子どもを描いたもの(A)
もう一つは子どもの頭髪がどんどん伸びるさま(B)を示し、おもに十二支の子シの場合に用いた。後に、この二つは混同して子と書かれる。
「孳」(「茲」のしたに「子」と書いたもの)の上部を略したもの。
「うむ・つとむ」とも訓む。

茲ジ(ふえる)字(親字から分化してふえた文字)と同系で、繁殖する意を含む。
また、絲シ(=糸。小さく細いいと)と同系で小さい意を含む。
大地に蔵された植物の種子が新しい生命を生み出す意があるところから十二支の首位に据えられたもの。

「子」は十二支の第一番目。陰気極まって陽気の兆す一陽来復の「冬至」にあたり、暦では陽循開始の時候となる。
万物を孳生するという意味の孳(じ)に由来。「墨池(ぼくち)」とも。

甲骨

篆文

篆文

子の性状:推命的解釈

勤勉・節約・知性的・クール・冷静客観的・細かいところに気がつく・気配り・好奇心・変化を求める・器用・小才がきく・倹約家・利害に敏感・思い切り悪い・コツコツやる・損得勘定しすぎ

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