それをいっちゃあ、お終めえよ! 当てもの占いに堕ちることなかれ!
斎藤ひとりさんが指導しているところの人相観(手相観)は、人の心に灯を灯すことを第一義としているのですが……
当てることに専念し、相談者を貶める(陥れる)ようなことを託宣している、にわか易者がいることに危惧したひとりさんが、渾身の檄を飛ばします。
千人修行(仙人修行)のお話
はい、みなさんこんにちわ。
えーとですね、今から、あの、千人修行の話をします。
これ、あのね、愛ある注意論ですね。
あの、いくら言ってもですね、当てることに専念して、「あなたこういう性格だよね」とかって、人を陥れる人がいるんですよ。
それで、最後に、こういうところがいいって、チョット誉めるんですよ。
下げて、上げたんじゃ、同じ位置にしか来ていないだよね。
それで、言われたことに傷つくだけで、それで灯をともしてるつもりになってる人がいるんですよ。
これは、いけないことなんです。
それと、必ず昔から知ってる人だと、その人つかまえて、「あんた昔は波動が悪かったよ」とか、そういうことを言う人がいるんです、注意するんです。
そうじゃなくて、それを言うんだったら、
「あなた、昔っから波動がよかったから、今がこうやってあるんだよ」って、何故、昔から誉めて……
昔けなして、今誉めたんじゃ、同じ、落として上げたんじゃ、同じ位置しか行ってないんだよ。
それでも、それをやってる人は、自分は立派なつもりでいるんだよ。
なぜかっていうと、昔は、落としっぱなしだった性格なんだよ、それ。
落として上げたから、前より良くなったつもりでいるけど、その程度で……(聞き取り不明)もらおうなんて、トンでもないんだよって。
ね?
「昔っからあなたすばらしい人ですね、だから今の幸せがあるんですよ」
良くなった人は、昔から良かったようにして、誉めるの。
ね?
それで、当てることよりも、あなたはこういう、いいとこがありますよ、っていいとこしか言わないの。
そして初めて、人は良くなるんだよ、って。
わかったかい?
よーくみんな、何回も何回もこの事を聴いて、しっかり勉強しなくちゃダメですよ~。
以上です!
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