不運のときこそ運が創られる:2007年06月24日
人生という大きなスパンでみた、運気の大波から、すぐ身近にあるツキ:ポカ、好調:不調というような小さな波まで、人として生まれた瞬間から運の波は動き出します。
生生流転(せいせいるてん)
諸行無常(しょぎょうむじょう)
人生には、晴れの日もあれば、雨の日もあります。
>>> 人生楽ありゃ〜苦もあるさ〜♪(黄門さま)<<<
このテーマソングを歌っているときは、皆達観しています。
何事も上手くいっているとき、ツキのあるときは、誰でも心うきうきわくわくするものですが、ひとたび目の前に不運なことが起これば、のんびり歌など歌っている場合ではなくなるものです。
順風満帆、人生の晴れのときには、誰でも心に余裕がありますから、大らかで優しい気持ちになれます。
こういうときは、「金持ち喧嘩せず」の心持ちで、滅多に腹を立てないし、寛容になれるでしょう。
運や健康も含めて調子の良いときというのは、考え方も動作もしなやかで柔らかいです。
調子の悪いときは、思考や言動も動作も頑なで硬直しているものです。
暗くて、余裕がありません。
麻雀など勝負事のときなど、テキメンにそれがでます。
負けが込んでくると、心の平静さを失い、ますますツキに見放されます。
心も、思考も、言動も、固いからこそ、ますます負けの方向に向かってしまうのです。
猫が高いところから落ちても怪我をしないのは、身体がしなやかで柔らかいからです。
猫をつかまえて、羽交い絞めをしても、するりと抜けられてしまいます。
赤ちゃんもそうですね。赤ちゃんは、身体が柔らかいので、転んでも怪我をしにくいです。
運やツキも、身体と同様で、考え方や、心の持ち方が、柔軟であれば修復力も強く、傷も大きく広がらないものです。
また、この真理は、人を見抜くときにも応用できます。
人の本性は、調子がよいときではなく、調子が悪いときこそ本性があらわになります。
一番に分かりやすいのは、お金にまつわることです。
お金に余裕があるときも、無いときも、変らずそのままの人こそ本物です。
そういう人こそ、強い人です。
人生の雨の日の時こそ、人間を磨く時です。
生生流転。
そして必ず運は巡ってきます。
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