人を見る目を養うには:2007年06月23日
占い師からネガティブな悪いことを言われて、悩んでいる方がものすごく多いのです。
たとえば、ある占い師から結婚を前提として付き合っている彼氏のことをみてもらったら
「う〜ん。そうねぇこの男、とっても賤しい星を持ってる詐欺師のような悪い男ね。あなたこの男と結婚すると不幸になるわよ、みてらっしゃい」
なんていわれたらあなたはどう思うでしょうか?
占いなんて、一種のおみくじのように捉えている人は、影響を受けないでしょうが、占いを信じている人にとっては、とってもツライことです。
もしかしたら、この占い師の言うことを鵜呑みにして、彼と別れるかもしれません。
たとえ結婚したとしても、この占い師の言葉がずーっと心にひっかかったままになるでしょう。
知らなかったら幸せな人生をおくれたであろうに、知ってしまったために自ら不幸な人生を選択してしまうこともありえるのです。
占いとは参考にしたり活用するものです。
占いごときに、人生が左右されるなんて……
ある意味恐ろしいことですね。
占いは、そんなカルトの教義のようなものではありません。
教祖に結婚相手を決められて、集団結婚をして、そうしたら目が覚めたといって、すぐ離婚してしまうような、そんな虚しい結婚観をふと連想してしまいました。
教祖が悪いとか集団結婚に参加した人が悪いとかいっているのではありません。
自分の意志、責任があるのに、なにかに固執したり盲信したりした結果、結局自分が本来歩むべき道をちょっと外れてしまうのです。
生まれながらに悪い人などいません。
たしかに、途中で道を踏み外してカルト教団の親玉になるとか、詐欺師になる者もいるでしょう。しかし、ある人を四柱推命でみたときに、現在詐欺をしてるとか、よからぬことを企んでいるとか、そんなことはわからないのです。
四柱推命では、その人の持って生まれた「命(めい)」をみるものです。
では、どうしたら人を見る目を養うことができるのでしょうか。
それは、あなたの直感を信頼することです。
直感とは瞬間です。
データや知識を元にした判断は時間がかかります。
頭であれこれ考えて判断するより、直感で判断した方が正解だった、ということがよくあるものです。
ギャンブラー、勝負師は、常に自分自身と向き合っています。
「人に勝つより〜自分に勝てと〜♪」村田英雄が唄います。
勝負の世界は、人生に通ずるものがあります。
麻雀の世界で無敗伝説築いた、あの雀鬼・桜井章一はこう語ります。
勝とうとするより、強くなれ
勝ちではなく、強さを育め
誰でも勝負には勝ちたい
でも勝ちたいと思えば思うほど勝てない
勝つ人は勝とうとしていない
勝つ人は強くなろうとしている
負けているけど強い人もいる
勝っているけど弱い人もいる考えたことは外れる感じたことは当たる
大体物事の的を射るのは、
感じると80%とか90%は当たる確率があります。
考えてやったことが当たるのは20%か30%ぐらいです。
だから、また考える。
考えて考えた結果、悩み、病んでいっては、ハズれるのです。
[桜井章一]
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