【龍青三の占いエッセイ17】六星占術とは(空亡・大殺界について)

四柱推命
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六星占術とは(空亡・大殺界について):2007年06月22日夏至

六星占術とはどのような占術なのかを説明いたしますと、これは算命学(さんめいがく)という占いを元に、細木数子さんが独自に編み出したものです。
厳密にいえば、御射山宇彦(みさやまうひこ)氏の『0学占術(ゼロがくせんじゅつ)』というものを細木数子さんなりに独自に改良した占術です。

算命学とは四柱推命学と同系統の占術で、四柱推命学とは従兄弟のような関係の中国占術です。

算命学も四柱推命学と同様に生年月日の干支を用いて判断します。
四柱推命学と違うのは、時間の干支を用いないという点から、源流は同じであるといえます。

次に、名前からして恐ろしい『大殺界』とは、どのようなものなのか説明しましょう。

『天中殺』(てんちゅうさつ)という名前を聞いたことがありますか?
これは、算命学用語です。この『天中殺』に相当するものを、六星占術では『大殺界』と呼んでいるのです。

では、四柱推命学でいうところの『大殺界』は何に対応しているか?
ということになるわけですが、これは『空亡』(くうぼう)にあたります。
細木数子さんは算命学を改良しているので、必ずしも【空亡=大殺界】とはいえませんが、理論的根拠は同一です。
つまり、『大殺界』とは四柱推命学でいうところの『空亡』にほぼ等しいということです。

『空亡』とは、読んで字のごとく空しく亡ぶの意を持ち、イメージからしてあまりよくないのがお分かりかと思います。
四柱推命をやる人でも解釈はまちまちで、『大殺界』同様、恐ろしいもののようにいう人もいますし、軽視する人もいます。

さて、有名、無名にかかわらず数多の推命家がなんといおうが、実際の鑑定で私は『空亡』をほとんど無視しています。
特殊な鑑定をするときは参考にすることもありますが、無視してもまったく鑑定に影響の無いものです。

『空亡』というものは、そんなに恐れるようなものではありません。
本場中国の四柱推命家も基本的に『空亡』を軽視しています。
『空亡』は単なる運気の停滞期であるという意味ですし、『解空』といって、他の干支の働きによって『空亡』も解ける場合が多いものなのです。

すでにおわかりのとおり、『大殺界』というものは、命理学的(四柱推命)観点からいって、まったく気にすることはないものなのです。

気にして不安になっている人がいたら是非教えてあげてください。


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