【龍青三の占いエッセイ16】『大殺界』という言葉の心理的影響

四柱推命
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『大殺界』という言葉の心理的影響:2007年06月21日

細木数子さんの人気は本当にすごいですね。
知り合いに、六星占術に凝っている人がいて、私のことも好意で見てくれました。
5〜6年くらい前でしたか……

「あなたは大殺界だから何をやってもダメ!今年来年は運勢ガタガタね〜」
といわれました。

当人は、悪気がなく好意で教えてくださったのでしょうけれど、「ダイサッカイ」という言葉の響きや、漢字の【殺】なんて、どこからどうみてもイメージの悪い文字があったりして、しかも【大】までついているのですから、決して気分の良いものではありませんよね。

言葉の、人の心理に働きかける力というものは、思っている以上に大きいものなのです。
【殺】という文字もさることながら、意味も穏やかじゃないのですから、私のように六星占術を信じていない者でもネガティブな影響を受けてしまいます。

というより、言葉を理解できる人なら【殺】という文字をみたら、必ずネガティブな影響を受けてしまいます。

私は、細木数子さんには何の恨みもないんです。
かずちゃんのキャラクターは好きです。
ただ、いくら相手のことを思って言った言葉であっても、ネガティブなイメージを想起させる言葉はなるべく吐かない方がいいんだけどなぁ〜、などと思ってしまうのです。

言葉には心理的な影響力があります。
言葉がわかる人なら誰でも催眠にかかります。
「ばかやろう」という言葉を見たり、聞いたりすると自分に向けられたものでなくても、気分が悪くなりますよね。
これも一種の催眠です。

「バカヤロー」とか「ぶっ殺すぞ」と、たとえ悪ふざけで言ったとしても、受けた方は(放った方も)確実にネガティブな影響を受けてしまうものなのです。
なので、心理的影響力という観点からいえば、『大殺界』という言葉は相当なインパクトがあります。

私は、大殺界という言葉を見たり聞いたりしただけでビビります。
鬼瓦のような顔したババアが夢に出てきそうなくらい怖いです。


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