【龍青三の占いエッセイ12】金持ち易者・貧乏易者

四柱推命
Sponsored Links

金持ち易者・貧乏易者:2007年06月17日

運を自分で開けない人の特徴は、自分のことがよくわかっていない人です。
たとえば、夫婦関係で悩んでいる妻は、この世の終わりのような深刻な顔をして占い師のところに相談しにくるのです。
私がどれだけ不幸な妻か、夫に対する不満悪口をならべたて、悲劇のヒロインを演じます。

「ほんと大変だったわねぇ、わかるわよわかる、うんうん。あなたほんとにつらかったわねぇ」と、占い師に慰められてはらりと涙を流したりするのです。
そして自分のことをわかってくれたその占い師のファンになり、ますます依存していくのです。

金儲けの上手い占い師は
「うんうんわかるよ、わかるわかる」
と何度もうなづき、相談者の独善でも肯定してあげます。
だから、10年も同じことを相談されます。

金儲けの下手な占い師は。

「ダンナにそんな器量もないのに、ないものねだりばっかしてちゃあだめですよ。これじゃ毎日酒を飲みたくもなるでしょうねぇ……」と、妻の独善さをきっぱり否定します。

だから、慰められたいだけの妻は怒って帰ります。
でも10年後に、あのときハッキリ言ってくれたことを感謝されるのです。


龍青三の占いエッセイ一覧
https://ryuseizan.com/tag/fortunetelling-essay

コメント

タイトルとURLをコピーしました